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INTERVIEW

国境を越えて、自分らしく働く

ダークパターン撲滅への挑戦と
理想のワークスタイルの実現

M・Mさん(職位:パートナー)

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このインタビューに登場するスタッフ

大学在学中にオーストラリアへひとりで訪れた際、世界は知らないことだらけだということを痛感。
他の国、地域に訪れて現地の人と交流したいと思ったのがきっかけで、勤めていた製薬会社を辞めて、7か月で30か国を周遊。
北海道出身だからか暖かいところに憧れがあり、シンガポール、ドバイと温暖な地で生活していたが、結婚を機に2020年よりフランスに移住。
趣味はハイキングで、いつも滝や山を見つけては歩き回っている。

オレコンに入ったきっかけは何ですか?

フランスへ移住したのはちょうどコロナ禍の最中で、言語の壁や外出制限の影響もあり、現地での就職活動は想像以上に困難でした。
『自分にできることはないか』とオンラインで働ける仕事を探し始め、Wantedlyで見つけたのがオレコンでした。
掲載されていたオレコンの仕事内容や企業のビジョンに強く興味を持ち、『ここなら海外に住んでいても自分のスキルを活かせるのではないか』と考え、思い切って応募しました。

特に、フルリモートで働けるだけでなく、多様な業務内容や職種が用意されていて、スキルやペースに応じて業務を選べる自由度がある点が魅力的でした。

また、オレコンには一般的なリモートワークとは異なり、自分の裁量で動き、目標をもって働ける環境が整っているところにも惹かれました。

フランスで新しい生活をスタートさせ、プライベートを大切にしつつも自己成長を実感できる仕事に挑戦したいという気持ちが強かったので、そうした働き方ができるオレコンはまさに理想的でした。
オレコンに応募したのは、単にリモートで働ける仕事が欲しかったからではなく、『やりがいを感じながら、自分のペースでしっかり仕事に取り組める環境で働きたい』という願いがあったからです。フランス在住でもここなら安心して挑戦できると確信しました。

オレコンでの仕事内容について教えてください。

現在、フランスでの仕事とダブルワークをしているため稼働が少なくなっているのですが、ダークパターン協会の発足やダークパターンサイトの翻訳作業および翻訳記事の執筆に携わっています。
日本ではまだ馴染みのない「ダークパターン」ですが、海外ではダークパターンに関する記事が多数執筆されており、その記事のリサーチ→著者にコンタクト→記事の翻訳、投稿までの一連の業務を担当しています。

ダークパターンとは、「ユーザーが無意識に不利な行動を取るように設計された、悪意のあるデザイン」のことをさします。
ユーザーが不利益になるデザイン、例えば「在庫残り1つを見て焦って購入させる」「解約するのが困難」「広告のxボタンが押しにくい」など生活の身近なところにダークパターンが使われています。そんなダークパターンを使わずとも、ビジネスを推進する手法やテクニックを共有することで、規制強化や抑止力強化につなげることをダークパターンチームは目的としています。

その中で今回新しく発足をすすめている「ダークパターン協会」では、より公正で健全なデザインが普及することを目指しデザインの撲滅に貢献している信頼のおけるサイトやアプリに「認証マーク」を進呈することで、その撲滅を推奨するしくみを作ろうと考えています。
この認証を通してユーザーの信頼を確立し、ダークパターンに頼らないビジネス手法が社会に根付くことを目指しています。

現在の業務について教えてください。DP協会発足に尽力されていますが、どういった経緯や想いがありますか?

海外では規制の動きが厳しくなっているダークパターンですが、日本ではまだ認知度が低く、規制の動きも欧米に比べて遅れているのが現状です。
こうした背景を受け、日本でもダークパターンに関する認識を高め、企業が公正なデザインでユーザーに価値を提供できるような仕組みを作る必要性を強く感じています。

DP協会を立ち上げたのは、ひとりでも多くの人がダークパターンの影響やその問題点に気づき、それを回避するビジネス手法を支援したいとの思いからです。
協会としては、ダークパターンの具体例やリスクを共有すると同時に、ダークパターンを使わなくてもビジネスが成功する実践的なアプローチを紹介し、ビジネスと倫理の両立が可能であることを広く伝えていきたいと考えています。
企業がダークパターンを使わずに健全な成長を目指せるよう支援する場を提供したり、ビジネスの透明性や信頼性を向上させる一助になれればと思います。

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現在の仕事のやりがいを教えてください!

自分が投稿した記事や告知の反響が良かったときには、『次はさらに良い数字を出したい』とやる気に繋がります。
特に、Xでの告知投稿やメルマガからの流入はダイレクトに数字で成果が見えるため、私が発信した情報がどのように受け取られているのか、反響をリアルタイムで確認できるのがとても面白いです。

ダークパターンは日本ではまだあまり知られていない概念ですが、私の投稿記事が誰かにとってダークパターンを知りたい/学びたいと思える小さなきっかけになり、メルマガの購読者が増えたり、ダークパターンに関する問い合わせが寄せられるたびに、少しでもこの分野の認知拡大に貢献できているのだと実感し、それが次の記事へのモチベーションにもつながります。

また、反応が思うように得られなかったときでも、それを前向きに捉えられるのがオレコンでの仕事の良いところです。
『どこが悪かったのか?』『どうすればより伝わりやすくなるか?』といった改善点を洗い出し、すぐに実行に移すことができる環境が整っているため、試行錯誤を重ねながらPDCAサイクルを回し、前進するための努力を積み重ねることができます。

オレコンは、ただの数値だけではなく、その背景にある「ユーザーの反応」や「どうすれば伝わるか」といった深い部分を考える機会を与えてくれる場所です。
お客様や読者とのつながりを実感しながら自分の成長が感じられることが、日々のやりがいにつながっています。









やりがいとは反対に厳しさ・難しさを感じるのはどんな時ですか?

仕事で厳しさや難しさを感じるのは、やはり思うように成果が出ないときです。
たとえば、投稿した記事のPV数が期待よりも低かったり、SNSでの告知が思ったほどの反響を得られなかったときには、自分のアプローチや伝え方が適切だったかと振り返り、改善の必要性を感じます。
どれだけ準備をしても、数値が思うように伸びないときには、『何が不足していたのか』『どの部分が読者に響かなかったのか』といった疑問が生まれ、自分自身にとっても学びの機会になると感じています。

とはいえ、オレコンでは、こうした結果が思わしくない時も次に進むための試行錯誤ができる環境が整っており、改善点を検証するためのデータやフィードバックをすぐに集められる体制があります。
具体的には、記事のどの部分でユーザーが興味を失ったのか、クリック率やページの離脱率などを確認し、改善策を立てられるようなデータも参考にしながら、課題の特定と解決に取り組むことができます。

また、数字が伸びない理由は必ずしも一つではなく、内容自体の見直しや、投稿のタイミング、ターゲット層の設定など様々な要因が絡むため、こうした複雑さが厳しいと感じることもあります。
しかし、オレコンではその都度、チームでアイデアを出し合い、新しい施策を試すことができる環境があり、数値の改善に向けていくつもの工夫を重ねるプロセスも、やりがいと成長に繋がっていると感じます。

自分の施策が期待通りに結果に結びつかないことは大変ではありますが、失敗から学び、すぐに改善に取り組める環境があることが、オレコンでの仕事を続けられる理由でもあります。試行錯誤を繰り返しながら、成果を出せたときの達成感もまた格別です。










オレコンに入って良かったことは?

何より、自分のペースで働けて拘束時間に縛られない点が大きいです。
また、ヤマタクさん含め経営者の方々、優秀なオレコンのスタッフの方々と一緒にお仕事を出来る環境があることは素晴らしいと感じています。
2023年のタイ研修では経営者の方々に同行し、自分にはない視点で物事を見る皆さまにたくさん刺激を頂き、学ばせていただきました。

オレコンではいかに時短できるか?を常に考えながら業務をするので、実生活でも時間の使い方を考えながら行動するようになりました。
友人とのメッセージでも、相手にとって分かりやすい伝え方になっているか?返信が二度手間になる内容ではないか?と考え(すぎ)るようになりました。日常生活にもオレコンでのやり方が浸透していて、良い影響を受けています。

フルリモートで業務をするにあたって大切にしていることは?

コミュニケーションの取り方やタイミングに特に気を配っています。
文章でのやりとりがほとんどなので、端的でわかりやすい表現を心がけるだけでなく、相手が読みやすく誤解を生まないような言葉を選ぶことを大切にしています。
特に注意しているのは、文面がそっけなく感じられたり、誤解を招いたりしないようにすることです。相手が画面越しだからこそ、細やかな気遣いを意識することが信頼関係を築くうえで重要だと感じています。

また、オレコンではオープンタイム(OT)という、週に一回自分のZOOMミーティングを開放して誰とでも気軽に話す時間を設けているのですが、日本の稼働時間に合わせられるように、早起きして朝の早い時間に開催しています。
時差の関係でたまに頭働いておらず会話がスローですが(笑)、リアルタイムの方がスムーズなやり取りが出来るため、タイムリーな意見交換やコミュニケーションが取れるよう工夫しています。

さらに、フルリモートだからこそ、自分から積極的に発信する姿勢も大切にしています。
リモート環境では進捗が見えにくいため、日々の業務状況や成果、疑問点を報告・共有することで、周囲との連携を図っています。
リモートワークは自己管理が求められますが、オレコンでは信頼し合える環境が整っているため、自分のペースで働きつつも、チームとしての一体感を保てるよう努めています。

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これからオレコンでどんなことにチャレンジしたいですか?

いま進めているDP協会の発足を通じて、日本でのダークパターンに対する認知拡大に一層力を入れていきたいです。
ユーザーが意図しない行動を取らされる可能性があるデザインに対して、ビジネスとユーザー双方が意識を高めていくことが重要です。
協会としては、こうしたダークパターンの回避に積極的に取り組む企業やサービスが正当に評価される仕組みを構築し、ユーザーにとっても信頼できる選択肢を増やすことを目指しています。
ダークパターン協会が公正なデザインの啓発と普及の中心的な役割を果たせるよう、これからも挑戦を続けていきたいです。
ビジネスにおいて信頼や透明性を重視する価値観が広がり、ユーザーにとっても企業にとってもポジティブな未来を築いていけるよう、協会の発展に尽力していくつもりです。

ご自身が考える5年後、10年後のライフスタイルとワークスタイルの理想は?

おそらくはフランスに永住することになると思うので、この国で日本や東南アジアと連携できるビジネスもしくは活動がしたいです。
フランス生活も充実していますが、これまでアジア、中東、ヨーロッパと渡ってきた経験も活かし、今後もアジアと関わり合いを持ちながら仕事を続けていけたらと思います。

オレコンに入って、パソコン一つで場所に縛られずに様々な業務を通して世界中にいるスタッフと働くことの楽しさを実感しています。
場所に縛られず、そのときどきに気に入った国・空間で仕事がしたいです。
私が田舎で生まれ育ってきたので、将来は空気が綺麗な自然あふれる場所で、大きなお庭がある田舎のおうちに住みたいです!
都会のオフィスに通わずにリモートワークが出来る今の環境が自分にとって理想的なので、これからもオレコンで最大限吸収しながら成長していきたいですね。

最後に、オレコンへの応募を検討している方にメッセージをお願いします!

新しいことにチャレンジしたい方、意欲溢れる仲間と一緒に働きたい方、私のように海外でも自分のできることを活かしたいと考えている方、応募しようか悩んでいるならまずは挑戦してみてください! 一緒にお仕事できることを楽しみにしています。

オレコンはフルリモート・フレックス制で、自分のペースに合わせて働けます。
家庭や趣味と両立したい方や、私のように海外からでも自分の出来ることを活かしたいと考えている方にはぴったりです。
実際、私もリモートでの働き方に不安もありましたが、オレコンではサポートがしっかり整っているので安心して業務に取り組むことができました。

オレコンでは、自分のアイデアを尊重してもらえ、視野を広げながら成長できる環境が整っています。
また、年齢や学歴に関係なく、実際の成果が評価されるため、努力がそのまま認められるやりがいがあります。
リモートでもスタッフ間でと励まし合い、成果を共有できるため、日々自分の成長が実感できます。

もし『自分の力を試したい』『新しい挑戦を通じて成長したい』と考えている方がいれば、オレコンは最適だと思います。
仕事を通して自己成長を感じられるだけでなく、人生の貴重な経験になるはずです。
一緒にお仕事できることを楽しみにしています。

以上です。インタビューに答えてくださり、本当にありがとうございました!

※冒頭の職位についてはインタビュー当時のものです

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