10周年インタビュー パート1

株式会社オレコン・山本琢磨に10周年を記念してインタビュー

全3部作公開

10周年を記念して、株式会社オレコン 代表山本琢磨(以下ヤマタクさん)にインタビューを実施 いたしました。

オレコン設立から、成功談はもちろん失敗談も大公開! 10周年限定の初エピソードもあります。

 第1部 オレコンが10年続いた秘訣とは?! 

 

――まず10年を振り返ってみて、どんな思いでオレコンを設立いたしましたか? 

ヤマタクさん : 設立前は色んな企業様のお手伝いをしてきました。 実力主義だって言ってるような企業様や、自分で立ち上げたようなもの、共同事業などいろいろ あったんですが、結局詰まるところの問題がフェアに真面目にやってる人たちが報われるという ようなそういう環境状況っていうのは、どの企業様に行ってもなかったということが1つありまし た。 だからそれをオレコンで作っていきたいなという思いが起ち上げの経緯としてあります。 

 

―― オレコンは『フルリモートで10年』と聞いてどう思いましたか? 

ヤマタクさん : 10年前はだいぶ思い切ったなというのは自分でも思っていて、本当にフルリモートって1社もなかったです。 それこそ登録とか手続き面で住所がないと駄目だっていうところがあったので郵便物だったり電話だったりそういった面で結構手間取りました。 

ただ過渡期もありましたし、新しい企業様が様々なサービスを展開されていたので、転送だったりアプリで対応するものだったりとかで、次第に追いついてきてはいたのでやりやすかったと言えば、やりやすかったんじゃないかなと思います。 逆にライバルがやってない分競争の優位に立てるという考えもありました。 誰もやっていなかったので結構ふわっとした感じでスタートしても立てるというか、実はそんな感じでスタートしていましたね(笑) 

 

 

―― 成功する確証がヤマタクさんの中である程度あったということですね? 

ヤマタクさん : 設立からは10年経ちましたが、僕自身は26才で独立しているので、その頃からいろんな他の企業様のお手伝いに入ったりもしていました。 オレコンはビジネスコンテンツの販売とか提供ですので、他の物販とかと比べると利益率が非常に高いんです。 ノウハウですので、在庫というところの根っこが掛からないです。あと、流通にもコストかからないのはいいですね。 

非常に利益率が高くて改善とか改良も非常に容易にできるものなんですね。そう考えた時に当初もノウハウ、立ち上げ時もノウハウというところがありました。 オレコンを設立する以前に、デザイン事務所をやっていたりもしたので、『悪魔のウェブデザイン』という商品からスタートしているんですけが、その当時そういった売れるデザインについての記述はもうほぼほぼなかったんですよね。 

これは世界中にみても非常に稀な状況だったわけですね。 まあ今も成功とは全く思っていないんですが(笑) ホドホドに早く、ライバルには勝っているという状況をずっと作り続けていけているのはありがたいと感じております。 

 

―― なぜ10年、事業を展開し続けることができたと思いますか? 

ヤマタクさん : 一番大きいのはリピート率ですね。78%の方がアカデミーをリピートしてくださっていて評判が高いです。 通常、年間サービスがあったとしても、4ヶ月目には顧客は半分になっていて半年や1年する頃 には10%ぐらいに減ってるのがよくある話です。 

それが離脱することなく、多くの方が残ってくださったり、いまだに0期の方にご利用いただいているので、非常にそういった方たちに支えられてきたなというのは感じています。 お客様に支えられてきたっていうのは、もちろん金額面でも工夫はしてますけれども、それ以上にご評価をいただき続けてるっていうところにあります。 

通常、ビジネスコンテンツはもう知ってしまえば知らなかった頃に戻れないので続ける必要はないんですよ。 続ける必要はないにもかかわらず続けていただいててるっていう非常にありがたく、それがまた人を呼び場所を作り、その人たちに会うために来るって方も増えてきたんですね。

本当に私たちではなく、お客様同士のコミュニティー自体が価値を生んでいるというところが現状あります。 だからその辺を強化できればもっと長続きするんじゃないかと思います。 

もちろん一方で、これまでターゲットになかったお客様であったりとか、より大きなお客さまであったりっていうところでも、しっかりとした施策を取っていかないといけません。 

現状の中小企業の経営者様の年商でいうと、5,000万円以上の経営者様がまだまだ開拓できていません。 これは全然オレオンの認知が進んでいないからという理由もあるのですが、頭打ちになっていないので、まだまだこの会社を続けていけると実感しているところです。 

 

―― では、お客様のコミュニティに価値があるということ以外で、なぜリピート率が 78%と高いと考えられるのでしょうか? 

ヤマタクさん : 実際にそれ以上に利益が出ているというのが一つあります。継続されている方の理由の一つ に昨年より倍増したとか収益があったって方は多いですね。 

商売をされてらっしゃる方って皆さんやっぱり投資とリターンなんですね。特に勘の良い方っていうのは、情報の質とかっていうのも裏技を知れたからどうとかそういうんじゃなくて、実際に収益全体がどうなったかっていうところを冷静に見ていらっしゃいます。

そうすると、『ノウハウは知ったらもうやめていいっていう考えの方』と、『利益出てるんだったら、 これずっと続ける価値はあるんじゃないかって見る考え方』の2パターンに分かれていくんですね。 

それで実際は後者の方が結構多くて、「利益が出ていれば続けられる」「その年利益が出ていればいいだろう」という考え方です。 そういう形でずっと投資感覚で続けていただいている方が多いです。一方で、1年やってお休みして、また復活される方とかもいるんですよ。 

――なるほど。だからリピートしていただけているんですね!

―― では、オレコンの提供するコンテンツを利用し続ける理由は何だとお考えですか? 

ヤマタクさん : それはオレコンの提供してる内容というのが結構長めの打ち手になっているからです。 通常だと経営者様とかベンチャー企業だと1ヶ月先の売り上げっていうのを非常に気にされるんですけど、私達のいう結果は、それを1年とか3年とか5年とか10年単位でやって続けるような仕組みというのを提供してたりするんです。 

商品の設計だったりとか、人事制度なんて1年で結果が出るかっていうとそういうわけでありません。 他のデザイン関係とかはすぐ結果が出ることもあるのですが、それはABテストが終わってデザイナーさんが再現できているからです。

それでも3か月ぐらいかかってしまうこともあります。 そういう時にやっぱり学んだからいいっていうのは数字になってないにもかかわらず、それでいいと判断されてしまっているわけです。 

辞めたとしても、実際後から効果が出たというのがたくさんあります。「ここを解約してから3年から5年ぐらいでヤマタクさんと同じことを僕がスタッフに言っていたのに気づいて、また参加しようと 思いました」とか、そういったお話をいただくことが多いです。 この78%という数字が出てくる要因はそこなんじゃないかと思います。

また、必要なタイミングで必要な時に思い出せる、使えているっていうところが皆さんに実感をさせているんじゃないかという風に感じてます。 

 

 

ありがとうございます。 

オレコンが長く愛されている理由がよく分かりました。 

次回は10年を振り返っていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。