ビジネスマネジメント
~やってはいけない11の原則~
ビジネスを最もスピーディに改善し、
売上を最大化させるコンサルタント「山本琢磨」
が教える「やってはいけない11の原則」を大公開
原則1:初めに大金をかける
原則2: 売れる前から商品を作る
原則3: 売上アップに多くの人を使う
原則4: 誰でもすぐ真似できるビジネス
原則5: 仕事をルーティン化しない
原則6: 売れるのにやたら時間をかける
原則7: 顧客の投資機会が1度きり
原則8: 見込み客が少ない市場を狙う
原則9: 買うのが面倒なビジネス
原則10: 毎月の固定費を増やす
原則11:PDCAを回す
やってはいけない原則1:初めに大金をかける
私が過去に失敗したビジネスはいくつもありますが、その中の一つに、「初めのWEB制作に大金をかけすぎた」という話があります。
ネット通販の場合、サイトを整えるのにお金をかけようと思ったら無尽蔵にかけられます。
ネット通販に限らず、WEBは全部そうだと思いますが、特にネット通販は飛び抜けています。
WEB制作業者は平気で「数百万~」という「から~表記」で高額の見積もりを出してきます。
そういったとにかく費用がかかる企業が正しい場合もあるし、やたら内部資料だけ立派で、納品されてきたサイトはお粗末なんてことも山のようにある話です。
資金が潤沢にあって、内部留保でいくらでもという時でも、お金は企業にとっては命金(いのちがね)です。
無駄に使って良いお金なんて1円もありません。
赤字でも会社は倒産しませんが、支払うお金がなくなれば倒産します。
お金をかけすぎると、それは他のビジネスまでも押し流していく濁流になりかねません。
「私の貯金から出すから」「自己責任だから」
投資でも同じように考えて始める人がいますが、あっという間に溶けますよ、お金ってのは。
言い換えれば、ビジネスが止まないようにするためには、お金の流れの把握と理解が大切です。
お金の流れで一番初めに見るのは、毎月の出口です。
例えば物販であれば、次の一覧が全て「出口」になります。
・商材の購入
・OEMだと制作費
・WEBサイトの作成・運営費用
・ショッピングカートの手数料
・ショッピングモール(楽天市場・ヤフーショッピング・アマゾン)の手数料
・サーバー・ドメイン・その他ASPの利用料
・商品を入荷・出荷する倉庫
・発送に使用する梱包、ラベル、緩衝材
・スキャナー・プリンター・FAX・撮影用カメラ・電話などの費用
・PCやスマホ・iPadなど顧客の注文状況を確認するためのデバイス
・上記機器にまつわるインク・トナーや用紙・バッテリーなどの消耗品