マイクロコピーの5つの基本ルール
マイクロだろぅ〜(スギちゃん風)
いまやTVで見かけなくなった久しいが、
元気ですか?セコムしてますか?
反響の多いマイクロコピーシリーズ第3弾だ。
まずは、マイクロコピーはどこから学べばいいの?
っていう基本ルールをお伝えしよう。
単刀直入に言うと、
実践している人から学ぶのが良い。
写経しろとか、やたら海外の言葉を使って
直訳のレターを翻訳しただけの
自称コピーライターにだまされてはいけない。
そんなクソ文章読むなら、
元のソース(情報源)に当たったほうが良い。
マイクロコピー業界ではオレコンのヤマタクを含め
彼らがTOPを走っている。
プロダクトデザイナーで、
ロケットインサイツのパートナーの
Joshua Porter @bokardo
User Interface Engineeringの創業者、
もうすぐはじまるUIやUXの学校CenterCentreの共同創業者
Jared Spool @jmspool
オレコンのCEOにして、
自称日本マイクロコピーの第一人者にして黒幕兼突撃兵、
TESTの量と関西の経営者たちに揉まれてきた事を武器に今日も生き抜く!
ヤマタク@OreconYamamoto
ニュースソースとして上記の3名を抑えておくと良い。
学ぶべきは大昔のコピーライティングでなく、今、すぐ、
そして確実に収益を上げることじゃない?
関西弁で言うところの
「手残りナンボやねん?」
この言葉は全てのマーケティングに当てはまる。
いつも心にこの言葉は持っておいて欲しい。
さて、つまりこれが最初のルールだ。
ルール1:手残りナンボやねん
どれだけ金になるか?
・お金が入ってくるスピードは?
・それにかかる労力とコストは?
マイクロコピーは最も早くおかねが入ってくる。
最も労力も時間も小さいものでなければならない。
「マイクロコピーを始めようと思うんですが、
一番初めにどこから手を付ければ良いですか?」
よく聞かれる質問だ。
買い物カゴの中から初めて欲しい。
買い物カゴ(カート)は進化してきた
10年前は決済完了するのが至難の業で、
カード会社が違うと決済出来なかったり、
注文フォームの20項目を全て埋め、
決済ボタン押すと「エラーが19項目あります」
戻るボタン押すと
な!なんじゃこりゃーーー!
入力内容が全部消えてる!!!!
「買わせたくない」
「嫌がらせしてやろう」
という悪意を感じるレベル。
今の買物カゴは本当によくできていて、
自動入力は当たり前(できてない会社もあるが・・・)
送り先住所はチェックつけると出てきたりして
注文ボタンも大きくてわかりやすい
昔、リセットっていうボタンがあったのを知ってる?
送信のヨコについおてるんよ、ビビるよアレ
間違えて押すと、全部消えるねん
一番お金を稼ぐ最後の最後で、
入力した情報が消えると。
店舗で言えば、レジで財布を開こうとして、
財布が開けにくいからと理由で買わずに帰る的な話
集客が台無し、
広告が台無し、
接客が台無し、
マイクロコピーはここで活躍する。
つまりお金になる一番最後の部分
支払いや決済画面で、
「リセット」ではなく
「このボタン押すと全部消えるけど、
それでも押すの?
全部間違えるとかありえる?
まずは隣の注文ボタン押して、
エラー箇所だけ直したほうがいいと思うなぁ」
っていうボタンに書き換える
んなわけねーわ!
タワケまじで。
答えは、
リセットボタンを無くす。
これだ、文言ごと取ればいいのだ。
最近で言えば、
決済フォームの住所には二種類あるんだな
・送付先の住所
・決済者の住所
どっちの住所を入れればいのか?
普通は、送付先住所を入れる
しかし、カード決済なら
決済者の住所でないと決済時にエラーが出る。
普通、顧客は思うわけ
「住所といえば送り先でしょ」と
注文フォーム入れてカード決済して
待たされた後でこんなメッセージが出る。
「エラー:決済者の住所が違います」
もう注文止めるわけですよ、
心が折れるわけですよ、
また今度にしようと、
はっきり言って、
ネットで販売してるもので
今すぐ必要なものなんて
ほぼこの世の中には無い
コンビニの方が早い。
だから、決済エラーなんて出た日には、
みんな買い物やめちゃうわけです。
そこで、マイクロコピーの登場だ!
「カード請求先住所を入力してください」
住所フォームの上にこの文章を追記する、それだけだ、
それだけでエラーでの注文ロスはゼロになった
たった、一行で
ホントにたった一行で注文が20%増えた。
一番最初の質問に戻ろう、
Q:マイクロコピーを始めようと思うんですが、
一番初めにどこから手を付ければ良いですか?
A:手残りナンボやねん!っていうところからはじめよう
注文フォームの一番最後から手前に向かって
逆にの順番でマイクロコピーの改善をしていこう。
ルール2:「登録」ボタンは死 1億円の損失
ネット通販あるあるで言えば
「会員の方はこちら」「新規会員登録」
って言う注文カートが日本には散乱している
もうね、、、アホかと
よくわかんないサイトの会員になるメリットはなに?
メリット
・セールスメールを送りつけられること
・個人情報が流れるかもしれないこと
・買い物したいのに邪魔なこと
・パスワードなんて覚えてないこと
・使いにくい会員画面を見る意味あるの?
要するにメリットなんて無い、
数百円安くなろうが、そんなものはどうでもいい
むしろ数百円払ってこれらを買う
・パスワード記憶ツールとか
・迷惑メール解除ツールとか
・家計簿一括管理とか
それぐらい嫌なんだよ、会員になるのって
レジで毎回毎回いちいち
「会員にならないと買えません」
っていうコンビニかったらどう?
入るたびにパスワード求められて、、、
忘れたら再発行まで待たされて
そんなヒマあったら
ライバルのコンビニ行くよね?
そう、
注文情報の入力画面で
「ログインして自動入力する」
って言うボタンがあったほうが良いよね、メリットあるよね。
そこまで変更するのが大変だという方のために
このマイクロイコピーを授けよう。
「会員登録しなくても購入できます」
っていうコピーだ、これを入れるだけで、
45%CVRが上がった事例がある。
http://www.uxbooth.com/articles/stopping-shopping-cart-abandonment/
もしチミの年商が2億円なら、
1億円も損してることになる。
ルール3:ABテストしろっての
「結果がわかってるからテストしなくていい」
この言葉を何度聞いたことか、、、
嘆かわしい、、、
自分の顧客を何も分ってない証拠だ
顧客の環境も変化する、
・みんな歳も取るし、
・学習もするし、
・成長もする
こんなお客さまをまえにして
「結果がわかってる」
なんなこたぁ〜〜〜ない!!!
多くの死に絶える恐竜のようなコピーライターは
伝説のコピーライティングとかバイブルとか
ピアノコピーとか言ってるけど
今の1000億円企業のどこに
セールスライティングがあるんだと
たった数文字で1億円変わる世界で
TESTしないなんて、自殺志願だとしか思えない。
ヘッドラインのコピー数文字だけで
大きくCVRがかわるってのに
まだ直訳コピーを写経してんの?って話だ
https://signalvnoise.com/posts/1525-writing-decisions-headline-tests-on-the-highrise-signup-page
たった数文字で良い。
確かに数文字だし、早くてカンタンを求めるだろう。
けれども、必ずTESTして欲しい。
でなければ、たった数文字に泣くことになるだろう。
ルール4:TTP!TTP!TTP!
マイクロコピーだってTTP(徹底的にパクる)
が必須だ、そこで、徹底的にパクるパクリ元として
自ら人柱になってネタ?というか実践結果をおしげもなく
披露してくれているサイトを紹介しよう。
二流三流のサイトや、今や利益を生まないコピーや根性論ではなく
変なコピーじゃなく数百億、数千億円の売上を出してる一流のサイトから学ぼう。
Dashboard的なASPの販売サイトだ
このサイトの紆余曲折ぶりもスゴイ
ぜひウェイバックマシーンを使って
過去に遡って見てみて欲しい
(ウェイバックマシーンhttps://archive.org/web/)
・例えばボタンの文字
・ヘッダの文字
・入力フォームの中の文字
・GoogleのオープンID
「今すぐお申し込み 以下無料」
ってこのフォームヘッドライン良いね。
「TRY ZENDESK FOR FREE」
っていうボタンも上手い
なぜか日本のサイトは工夫されてない
「無料トライアルを始める」
イケてない・・・。
「無料でZENDESKを使う」
の方がいいかもね。
ナビゲーション・レイアウトに目が行きがちだけど
https://www.zendesk.com/product/tour/
このページの右上にある目標ボタンは
「Get Started」
そして、クリックした画面のヘッドコピーは
「Let’s get started」
驚くほど気持ちいいコピーの連携だ。
日本語なら、
「始める」⇒「さぁ、はじめよう」
って感じだ、すごくないか?
検索広告からのLPのヘッドラインもこうあるべきだと思う
Pinterest
https://about.pinterest.com/
「15秒で登録完了(無料)」
っていうマイクロコピー素晴らしいと思わない?
Facebookで登録できるところもいい
残念なのがPCページで見てるのに、
「アプリをダウンロード」
って言うボタン、アホやなぁと、
もしくはPCの顧客は客じゃないと、
そういうことかもわからんけど。
Zappos
http://www.zappos.com/
ネット通販の巨人はここでも巨人だった
「ログインするとVIPの特典」っていう登録したくなる仕組み。
検索フォームの中には
「靴・服・バッグ・その他」って
タダの靴屋と思われていた業態を更に進めて、
拡大してきたからこそ、顧客が迷わないようになってる。
セールの表現もスゴイんじゃないだろうか?
「ブーツ 新商品」
「サンダル クリアランス」
単語のみだ。
ルール5:大きな結果を生むための行動
マイクロコピーは・・・
ルール1:手残りナンボやねん
ルール2:「登録」ボタンは死 1億円の損失
ルール3:ABテストしろっての
ルール4:TTP!TTP!TTP!
続けて見ていくと、どれも仕事全般に通じる考え方だ。
これら全てに共通することは、
早く、大きな効果を生むための行動だということ。
世界TOPのマイクロコピーの専門家は
こう言っている。
ユーザーは安心したいんよ
Joshua Porter @bokardo
あなたが何を伝えたいか?計画したの?
Legend of Relda @RellyAB
二度と専門用語を使うなよ絶対だぞ!
Jared Spool @jmspool
とにかく実行、PDCAよりDCAP大好き!
ヤマタク@OreconYamamoto
そう一番大事なことはDCAPの最初のD
Do = 行動することだ。
この5つのルールを持てば
チミは必ず売上を上げることが出来る
チミがもしコピーライターなら
コピーライティングのやり方を変えるのが先だ。
1億円損するか
行動するか
どっちがいい?
ーヤマタク