【偉人のウソ】 ナポレオンヒルは倒産だらけで思考は現実になってない

考え方マーケティング

「3年前に書いた願い事リストを開いたら、全部叶ってました」
「ツイてるって1日1万回唱えたら幸運が訪れたんです」
「毎日コピーを写経してたら、ついに1億円売れました」

・・・という「世界観」を売っている会社がある。

 

日本にも、アメリカにも、世界中にある。

Think and Grow Rich.

ナポレオンヒルは、
この「世界観」を売ることで成功者となった。

だがそのドーテーを見るに、
恐ろしく不器用な経営者としての姿が伺える。
だって、彼の本当の人生は倒産だらけで、
全く首が回っていなかった。

ナポレオン・ヒル ー 起業と倒産を繰り返した半生
↓↓↓
http://www.saltad.co.jp/newthought1/napoleonhill2/

 

思考は現実化する?

脳科学的にも、確かに正しいのかも。

でも願ってるだけで、成功しないから
マーケティングがあるんだよね。

やりたいことを目の前にして、思考するのってアタリマエ。
アタリマエの次には、
立ちはだかる壁をヒラリとかわす、誰かの知恵が必要なのだ。

ハードルなぎ倒し男みたいに、
打ち身、ねんざも大歓迎で突っ走りたいってなら、いいんだけど。
(経営の判断ミスには、取り返しのつかないものだってあるからね)

でも、ナポレオンヒルから学ぶことだってある。

それは、誰もが信じて疑わない「世界観」を作ることだ。

「世界観」さえ作っちゃえば、
それが本当に効くどうかなんて、もはや関係なくなる。

だって、みてごらん。

カーネギーを調べ尽くしている
研究者によると、

世界の鉄鋼王である
アンドリュー・カーネギーに出会ったエピソードや、
500名以上の成功する人物たちへのインタビューどころか、

2人が知り合いであったことを示す資料や証拠も一切なかった。

限りなく黒に近いグレー、
つまり、作り話だったと言われている。

これらの有名なエピソードも、
ストーリーテリングによるマーケティングだと解釈したら、

彼は、唯一その点だけは優秀なマーケッターだ。

七転び八起きの人生で、
最後の最後に、
マーケティングのパワーを見事に証明したのだ。

さあ君も真似して「世界観」を創っちゃおう。
(でも、創るのはいいけど人に踊らされるのはダメだYO!)

 

あなたのライバル企業には、
1000人のファンがいるかもしれないが、

「世界観」があれば、
100万人の家族を作ることができる。

世界観を作っている人、企業、アーティスト…
たいていの場合は、それそのものの良し悪しではなく、
それを囲っている周りの空気が重要だったりする。

そしてその空気は、マーケティングによって醸成されているのだ。

さあ、みんな好き好き大好き、
ダメ経営者のナポレオンヒルから
マーケティングを学ぼう。

 

追伸:

ちなみに、はじめに出版社が提案したこの本のタイトルは、

『Use Your Noodle and Get the Boodle(直訳:脳みそをつかって、ワイロを手に入れろ)』だ。

ビミョーだよね!

こちらもどうぞ
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