ピケティを読んでしたり顔してない?
格差社会が、税率80%だとか
競争がないと成長が鈍化することは
北朝鮮や中国やロシアやキューバが証明してくれた。
中国はイデオロギーは共産主義だけど
実際は、資本主義を導入しまくっていて
国の幹部の不正や汚職で超格差社会だ。
そんな経済理論なんて、相当の規模でないと
実証できないと思われてきた。
しかし、
週刊東洋経済2015年1月31日の記事を見ると
2002年感情に左右されが
行動経済学の開拓者ダニエル ・カーネマン
経済理論の現実妥当性を検証する実験経済学の
開拓者パーノン・スミスにノーベル経済学賞が授与された。
と書かれていた、コレを書いたのは
京都大学教授の依田高典氏。
同記事に記載されていた彼の実験はこうだ
■実験目的:節電効果を持続させるには?
1.京都府の学研都市で
医薬品実験の手法を使ってABテスト
2.A「節電のお願い」
B「使い過ぎると電気代UP」
C なにもなし
3.結果節電効果 C:0%とした場合
A:3%
B:17%
4.節電持続性
A:すぐに節電をやめた
B:節電効果が持続
依田氏は、この実験結果について
こう言っている。
「短期的には人間の内発的動機に訴えかける
経済政策も、十分な効果を発揮しうる。
しかしそうした効果は長続きしないので、
経済的インセンティブを活用しながら
行動の変容を促していくことが寛容になろう。
経済政策の目的に応じて、内発的動機と
金銭的動機への訴求を使い分けていく必要がある。」
ワシの個人的な意見では
「17%もあるし、継続するし、
収益も上がるなら電気代UP一択だろ」
実際、サンプルが都市単位だけに
17%の持続は凄い。
ただし、この実験の欠点は
お願いの効果のAをいい加減にしていることだ。
電気料金値上げのBは、支払いの際に
「常に痛みを伴って意識される」
のに対し、
お願いのAは繰り返したり、
痛みを伴わせたりしていない。
・明らかに金銭的な痛みのB
・言葉が響いてるか微妙なA
つまり、はじめからAとBに
明らかな効果の差があった
人は、迷ったら安い方に行動する。
迷わせているお願いの仕方
だったんじゃないか?
つまり、実験の前提から
間違っているんじゃないか?
という仮説が立てられる。
コピーライティングで反応に
10倍もの差が出るのに、一体
どんな願いの仕方をしたんだろうか?
このへんで学者はポカをする。
そのせいで「机上の空論」だと言われてしまう。
統計で嘘をつく方法なんて
いくらでもあるし、
意図的に実験結果を導き出す事だって
だれにでも出来る。
しかし、我々の経済活動=経営は違う。
誤った判断や、間違った実験をすると大損する。
ABテストは同じ時期に、
ランダムに振り分けるから意味があるテストだ。
例えば、顧客に合わせたキャッチコピーとデザインを
2つ作ったとして、テストのやり方を同時期ではなく、
時期をずらしてテストするとどうなるだろう?
AとBに差が出るが
・季節的要因
・競合などの要因
・お財布の残り金額
・ニュースや話題などの情報要因
これらの別の要因によっても
結果が変わってしまうので、
何が本当に効果があるのか?
わからなくなってしまう。
だからこそ、厳密なテストが必要だし
条件は揃える必要がある。
条件さえ揃えれば、
どんどんテストすべきだ、
自分のビジネスを
・机上の空論でおわらせるか?
・信頼できる実験データで売上を伸ばすか?
経済学者のようなポカをしてはいけない
ーヤマタク
PS:
机上の空論より騎乗位が好きです。
いや、ほら、シモネタが一個も、さ、
なんか書かないと悪いかなって。
ユーザーのニーズに答えるって言うか、
そういえば最近「優香」水着にならないね
しむらけんのコントで石野陽子の立ち位置。
石野真子だっけ?
ところでもうセミナー申し込んだ?
これも、いろんな実験を繰り返して得られた
効果的でカンタンなコンテンツマーケの方法を
具体的にお伝えするワークショップなんよね。
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