いつまでたっても、
スタッフが使いものにならない。
社長が自分自身で
改善案を出さなければ会社が成長しない。
けれども、
自分が日々の雑務にどっぷり使っていると
どこがダメで、どこが改善しなければならないか
そういった「違和感」が
まったく見えなくなってしまっている。
たとえ、問題だなぁと思っていても、
「いつかはやらなきゃな・・・」と
思っちゃいるけど、
結局忙しさを理由に放置していたりする、
「違和感」が麻痺していく。
そんなジレンマに悩んではいないだろうか?
ビジネスを成長させるためには
改善し変化を続けるしかない
だけどどこを改善すればいいんだ?
解決方法1.
新入社員が入ってきたタイミングで、
「最初の違和感」を聞き出し、改善の引き金にする。
ただし、
新入社員を採る訳にはいかない
起業したての会社や零細企業はつらい。
雇うほど余裕もない。
そんな時は社内からアイディアを募る。
「アイディア募集!」
その集め方からして
投げやり、丸投げ。
アイディアなんて現場のスタッフや、
その場で毎日携わってる人のほうが持っている
みんな多かれ少なかれ
「違和感」を持って仕事している。
なのに、なぜアイディアが出ないのか?
なぜ、いつまでたっても社長の自分が
会社からいっときも目が話せず、
つきっきりで仕事はいつも満載で、
寝る前も夢の中でも片時も仕事が頭から離れないのか?
それは、
スタッフがアイディアを出さない事が悪いのではない
誰かが悪いわけじゃない
それは、いつのまにか
スタッフにとってアイディアを出す行為が
・面倒なうえに
・攻撃されて
・嫌な思いをして
・見返りが無い
逆に、
スタッフが何もしないなら
・ラクで
・攻撃されず
・仲良く
・楽しい
としたら、どっちの行動を取ると思う?
そう、悪いのはスタッフの性格とか人格とかじゃなく
いつの間にか暗黙のルールを作ってしまってるコトにある
例えば アイディアが面倒 と思えるルールの一つに
「アイディアを実行するには全員の同意を得なければならない」
っていうモノがある。
根回しとか、事前交渉とか
同じ社内でやってたりして笑える会社もある。
ハッキリ言おう、
全員の同意をとるなんて3倍無駄じゃ!オラァワレェ。
・アイディアをまとめる無駄(内部資料作成)
・アイディアを伝える無駄(社内会議)
・アイディアの同意・確認を取る無駄(承認作業)
中小企業でコレやったら即死間違いなし
なぜなら仕事の優先順位として
むちゃくちゃ大事なのが
【スピード】
大企業と同じスピードだと負ける
向こうのほうが人数多いんだから。
スピードを止める一番の方法が
「同意を待つこと」
同意を待ったり、
確認を何度も求めたり
この文化って、上司にもよくないし、
部下にもよくない
・上司は仕事した気になる
・部下は責任を放棄する
しかも、確認の人数が増えると
全員見てるでしょ~が!
みたいな
みんなの責任=無責任
これって組織で対応することの弊害で
「助けて!」っていう声があがっても
「だれかが助けるだろう」
「巻き込まれるのが嫌」
そうなっても誰も助けない、
会社にとって致命的な問題が
全員で確認しあって放置される。
超スローモーションで車が衝突するように
会社がクラッシュしていくのをだれも止めない
「だから、同意なんていらないんだよ!」
もちろん、中には同意がいるようなことも有るだろう。
大金を使うこととか、
会社が倒産するかもしれないこと
大きな信用を失うかもしれないこと
それはスピードよりも重要なことだからだ、
しかし、
全員の同意を得ようとして、
それぞれポジションや利害関係が違う人どうしで
話し合いしたところでバッチリ決まることなんてめったに無いし
話がまとまらないことのほうが多い。
それなら行動してしまったほうが早い。
Doして改善!
むちゃくちゃするわけじゃなく
むしろ同意ではなく、協力のための情報提供
「○○するから、○○の準備をしておいて欲しい」
そういったミーティングになる。
意見が違う物同士、
それぞれが楽しく、生産的で
それぞれの能力を活かして、
活躍していること、
プロフェッショナルとして
お互いの仕事の始末に責任をもって、信頼しあって
一人ひとりが働きやすい方法で
自分自身をマネジメントする方が
よっぽど生産性が高い。
だから、全員の同意を待つ必要はない
自らの判断で動く、主導権を持つ
そして、自分で自分のやったことにケリをつける。
先週のメルマガでも書いたんだけど
そうしていくことで基準が磨かれ、
多くの人から求められるようなプロになれる。
そのためには責任をもって
やりきることを信頼してやらせる
大きな成長って、おっきな成果もそうだけど
途中経過で止めちゃったり、
「ああすれば良かったよ」とか後悔したり、
始末を投げ出したら、手に入らない。
我々経営者として大事なことは、
無視したり放任することじゃない。
創業期は赤ん坊の世話と一緒で
「ありとあらゆることを経営者がやらなきゃいけない」
そしてチームができだしたら幼児と同じで
「手は出さない、でも目は離さない」
責任をもって、やり切るのを見守ること
逆に途中ではアドバイスしないようにしてた
途中でアドバイスをすれば自主性を殺し、
多様性を殺し、思考を殺す。
思考することで成長し
世界中からリサーチすることで多様性を知り
何らかの落とし所を模索し、
仕事の始末や、何らかのケリをつけ
自らの基準を変えて上書きしていく、
そうやって出来たアンテナが
「違和感」を見つけ出すようになる。
新入社員を入れなくても、
経営者一人でも
ベテランだらけの会社でも
「最初の違和感」を何度でも
見つけることができるようになる。
違和感を忙しさで放置すると
ビジネスは衰退していく、
衰退って書くとわかりにくいな、、、
・商品が古くなり
・サービスはちょっとずつ馴れたり、ダレたりする
・集客も新鮮みのない繰り返しばかりになる
って書くと「衰退するなそりゃ」っておもうでしょ。
違和感の放置ってそれだけ危険なんですわ。
逆に
違和感をを見つけ、改善することが、
ビジネスを成長させる
・商品をリニューアルし
・サービスが改善しつづけ
・常に新しい手段で顧客を楽しませる
あ、それ成長しそうって思うでしょ?
アドバイスなんてたかがしれてると思っている
コンサルティングをしつつも
コンサルティングに限界をいつも感じている。
なぜなら
世界は不完全な情報しかない
だから
不完全なまま動くしか無い
それも
他社よりも進んで行動しなければならない
他社よりも、より早く
そういう文化が僕達には必要だと思うんだけど
チミはどう思う?
意見を聞かせて欲しい。
ーヤマタク
PS:
もしチミが、
自分のことを働き過ぎの社長だと
ほんのちょっとでも思っているなら
この日を空けておいてください。
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