何社もコンサルしていると、
当然会社の数だけ
いろんなタイプの社内事情がある。
3S、5Sだって導入している企業もある
逆に導入していない企業もある。
「何を導入するか?」そこに正解はない
それぞれの業態で最適化されているだけだ。
「企業理念が大事だ」
だけど不動産業者で
機能している企業はわずかだし
「税金は節税せず払うべきだ」
これは、銀行融資を受けたり
支払う証明で信用をとったり
その必要があるから支払うだけで
その必要のない業種には
なぜ払うのか理解できない。
なんせコカコーラも
マイクロソフトも
アップルも
イケアも
節税しまくっている。
そのための会社も作って
幾つもの複雑なスキームも組んでだ
つまり、税金を払うのも払わないのも
それぞれの業態によって使い方があるかないかだ。
急成長する企業にあるのが
イケイケセールスマンが役員になるパターン
当然結果を出した人は何らの評価をされるべきだろうし
そのために役職を与えるのは自然なこと。
D社は急成長している企業だけども
この方法で何人も役員になっている
まぁ、そこまでは問題ない。
問題になるのが、組織になった時に
幹部が癌部になってしまうことだ
これはどの会社でも起こって来たことだけど
過去会社を支えてきた人が幹部になると
・新しい技術についていけない
・自分より優秀な人間は雇わない
・YESマンばかりで固める
・横領や、リベートをとるようになる
さらに、全体で出した売上にあぐらをかいて
組織の生産性を落としていってしまう。
そういうガンが一人ならまだましだが
複数いる場合に何が起きるかというと
「共食いが始まる。」
・縄張り争い
・縦割り
・予算の取合い
・部下の成果を横取り
など内向きの共食いが始まる。
社内政治で仲間同士が打ち合い
ちょっとのミスを大きくあげつらい
社長に気に入られようと媚を売りまくる
こんなところでは、才能のある人は辞め
政治家と官僚主義がはびこる
「自分の会社はそうはならない!」
そう思っていても、
実力主義で成果主義を謳っていても
中を見てみると往々にしてある。
しかも、おどろくべきことに
売上規模にかかわらず・・・だ。
年商10億円未満の会社でも起きていた。
なぜこういうことが起きるのかというと、
空手や、格闘技と同じ構造なのだ。
何とおなじかというと
「●●が強い」
「●●っていう格闘技が最強」
とか、そういう話と同じなのだ
「誰々さんは偉い」
っていうのは必要ないと考えている
偉い、偉くない、ではなくて
数字があるはずなのだ、
それも過去の実績というものではなく、
プロ約級なら打率、
走者ならタイム、
我々経営者なら
株価なり、一人あたり粗利なりあるけれど結局は
「手残りナンボやねん」
っていう話だ。
もしチミがスタッフに
リアルタイムに変化していゆく
数字を持たせていないなら危険だ。
・デザイナーならCVRや読み込み時間
・コーダーなら行数や読み込み時間
・コピーライターならメール開封率やクリック率
・PPCスタッフならクリック率だったりCPA
・サポートスタッフなら顧客満足アンケートの結果だし
そういった数字を見つけないと
「偉い偉くない」とかっていう何のメリットも産まない
社内政治をするクズが生まれる。
飲み会に行くスタッフほど評価が高かったり
単に接触回数や好みで判断することになる。
凄い凄くないは数字で判断できる
誰が偉いか?より、誰が凄いか?
で判断するとイイ、
自然とチームができ、
数字の高い人のところに仕事が流れてくる。
いくら高い数字をたたき出しても、
評価されなくなったらどうだろうか?
スタッフは辞めていく。
他社で結果を出してしまうことすらアル。
豊臣秀吉は実は織田信長に仕える前
今川家のの陪臣(臣下の臣下)にあたる
松下之綱に使えていましたが、やめてしまいました。
これも社内政治が嫌で辞めたとか
その後、小さな織田家に使え会社を日本一にしていく
下克上と言われるほど実力社会の戦国時代においても
名門の今川家に仕えていたとしても、
実力ある人間が潰されやめていったのです
チミの会社は、豊臣秀吉がやめる会社に
なっていないだろうか?
ーヤマタク
PS:
何度もそうやって失敗してる企業を見てきました。
どんどんと結果を出している社員が抜けていく会社、
最初に入ったダケの社員が幅を効かせている会社。
事実をありのままに見るためには
数字を見ることが大切だ。
カンタンに、効率よく、結果の出やすい形で
チミに結果を出してほしいと思う